アクティベーションロック導入後、主要3都市でスマートフォン盗難が減少

アクティベーションロック導入後、主要3都市でスマートフォン盗難が減少

米国の2大都市とロンドンの当局は火曜日、盗難されたスマートフォンを遠隔操作でロックできるリモートアクセス「キルスイッチ」の導入以来、スマートフォンの盗難が劇的に減少したと報告した。こうした機能の中で、おそらく最もよく知られているのはAppleのアクティベーションロックだろう。

アクティベーションロック導入後、主要3都市でスマートフォン盗難が減少

マックルーマーズ:

具体的には、ニューヨークではiPhoneの盗難数が25%、サンフランシスコでは40%、ロンドンでは50%減少した。

この調査は、2013年9月にAppleがiOS 7の機能としてアクティベーションロックを導入した後の12か月間を対象としている。昨年夏の同様の報告では、各都市でのiPhone盗難がそれぞれ19%、38%、24%減少したと報告されている。

「わずか2年前には多くの主要都市を襲っていたスマートフォン盗難の蔓延への取り組みで、私たちは大きな進歩を遂げました」とロンドン市長のボリス・ジョンソン氏は述べた。

ロイター通信は、ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏、サンフランシスコ地方検事のジョージ・ガスコン氏、ニューヨーク州司法長官のエリック・シュナイダーマン氏など各都市の当局者が、販売されるすべてのスマートフォンにアクティベーションロックのような機能を実装することを義務付ける法律の制定に向けてロビー活動を行っていると報じている。

アクティベーションロックオン

全米消費者連盟が収集したデータによれば、2012年に160万人のアメリカ人が携帯電話の盗難を報告している。

「無線通信業界は洗練された新機能を次々と発表しているが、自社の顧客が暴力犯罪の標的になるのを防ぐことは、業界が市場に投入できる最も優れた技術だ」とガスコン氏は語った。

Appleの高く評価されているアクティベーションロック機能は2013年に開始され、その数か月後、同社は他のスマートフォンメーカーと連携し、2015年7月以降に販売されるすべてのスマートフォンに「キルスイッチ」を組み込むという自主協定を締結した。カリフォルニア州は昨年8月、そうした機能を義務付ける法律を可決し、同じく2015年7月を施行日と定めた。