アップル、米国特許訴訟でグーグル傘下のモトローラに勝利

アップル、米国特許訴訟でグーグル傘下のモトローラに勝利

米国国際貿易委員会(ITC)の判事は本日、AppleがGoogle傘下のMotorola Mobilityが保有する特許を侵害していないとの判断を下した。この特許は、偶発的なハングアップを防ぐセンサーに関するものだ。

ブルームバーグ:

ITCのトーマス・ペンダー判事は、同局の訴訟記録に掲載された通知の中で、この特許は無効であると述べた。判事の判断は、米国特許を侵害する製品の輸入を差し止める権限を持つITC本会議による審査を受ける。

モトローラ・モビリティの広報担当ジェニファー・エリクソン氏は「この結果には失望しており、選択肢を検討している」と述べた。

8月の命令で、欧州委員会は、Appleが3G技術に関する他の特許に関連するMotorola Mobility社の主張を棄却したことを受け、ペンダー判事に対し、違反の可能性を検討するよう指示した。この特許は、ユーザーの頭部とデバイスの近接度を判定するセンサーに適用されるが、ペンダー判事がこの特許について違反がないと判断したのはこれで2度目となる。

GoogleはMotorola Mobilityを125億ドルで買収した。主な目的は、同社が保有する17,000件以上の特許ポートフォリオを取得することだった。Googleは、Androidのライセンシーを訴えていたAppleに対抗するために、これらの特許を活用することを目指していた。