FBIはサンバーナーディーノ銃撃犯サイード・ファルークが使用したiPhone 5cを解析したが、新たな手がかりは得られなかったものの、事件に関して残っていたいくつかの疑問を解明するのには役立った。
匿名の米法執行当局者は CNNに対し、この装置には暗号化されたメッセージや、他のISIS支持者との通信の証拠は含まれていなかったが、18分間の空白期間中にファルーク容疑者が第三者と接触していなかったことは確認されたと語った。
FBIは、これまでアクセスできなかったiPhone上のデータも発見した。(AppleはiCloudのバックアップデータをFBIに提供できたが、デバイスは最後のiCloudバックアップから数週間使用されていた。)
当局者らによると、この携帯電話は、2人が友人や家族から助けを得ているかもしれないという根強い懸念に対処するのに捜査当局にとって役立ったという。
FBIが懸念していた期間中、携帯電話には他のISIS支持者との接触や暗号化通信の使用を示す証拠は含まれていなかった。FBIはこれらの情報を捜査にとって貴重だと考えており、携帯電話の中身にアクセスしなければ可能性を否定できないと当局者は述べた。
サンバーナーディーノのiPhoneは法執行当局に新たな手がかりを与えなかったが、それは、まだロック解除されていないiPhoneをめぐる法廷闘争が今後も全国の法廷で繰り広げられ続けることを意味するものではない。
今週、AppleとFBIはニューヨークの法廷で争っている。FBIがAppleにロック解除を求めているiPhone 5sをめぐって争っている。このiPhone 5sには、ブルックリンの麻薬事件に関連する情報が含まれている可能性がある。Appleはこれを拒否している。裁判所命令を求める当初の要請は却下されたが、連邦捜査局(FBI)は控訴しており、この件は依然として判決待ちとなっている。