オバマ大統領、アップルCEOティム・クック氏と「財政の崖」について協議

オバマ大統領、アップルCEOティム・クック氏と「財政の崖」について協議

バラク・オバマ米大統領は先週、年末に米国が直面するいわゆる「財政の崖」について協議するため、経済界のリーダーたちと電話会談を行った。電話を受けた人物の中には、アップルのティム・クックCEOも含まれていた。

AppleInsider:

クック氏は、2012年末に発効予定の政府予算難についてオバマ大統領から電話を受けた数少ないCEOの一人だった。ホワイトハウス当局者はCNNに対し、この会話は大統領による「中流階級を守り、経済を前進させ続ける、均衡のとれた財政赤字削減策を見つける必要性についての働きかけ」の一環だと語った。

オバマ大統領から連絡を受けたのは、バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット氏、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン氏、コストコのクレイグ・ジェリネック氏らでもある。

大統領は、ゼネラル・エレクトリック(GE)のジェフェリー・イメルトCEOやアメリカン・エキスプレスのケネス・シュノールトCEOなど、大企業のCEO12名とも「崖っぷち」協議を行った。

2012年12月31日12時を前に、ワシントンD.C.の当局者は数々の法改正に直面することになる。この状況は「財政の崖」として知られるようになった。2013年を迎えると同時に、一時的な給与削減、企業などに対する一部の減税措置が終了し、オバマ大統領の医療保険制度改革法に関連する新たな税制が導入される。

クック氏は過去にもワシントンの指導者から、民間セクターのリーダーたちと金融問題について議論したいという要望を受け、指名されてきた人物だ。今年初めには、ジョン・ベイナー下院議長と会談した。