エリック・シュミット:「Apple は特許の大物いじめっ子だ - Google こそが真のイノベーターだ!」

エリック・シュミット:「Apple は特許の大物いじめっ子だ - Google こそが真のイノベーターだ!」

グーグルの率直な発言で知られる会長エリック・シュミット氏は、特許に関して広報に有利な声明を再び発表したが、当然ながらこの声明ではグーグルを消費者の権利のスーパーヒーローとして描き、一方でアップルをいかがわしい悪役として描いている。

この声明は、シュミット氏がアジア滞在中に発表された。同氏は月曜日に東京でNexus 7(199ドルの7インチタブレット)を公式発表した(もちろん、その過程でAppleを批判した)。Appleといえば、最近Samsungに対する訴訟で勝利したばかりのシュミット氏は、次のように述べた(9to5Mac経由)。

特許戦争は文字通り選択肢を奪い、イノベーションを阻害します。これは非常に悪いことだと思います。私たちは当然のことながら、この問題に取り組んでおり、これらの問題において正しい立場を維持するよう努めています。ですから、Googleは最終的に特許戦争ではなくイノベーションを重視する立場なのです。

「ここ数年で起きた最悪の事態の一つは、携帯電話業界には非常に多くの特許があり、重複したり複雑化したりしている特許が推定20万件あるため、あるベンダーが他のベンダーの携帯電話やデバイスの販売を止められるのではないかという考えが広まったことだ」と同氏は付け加えた。

もちろん、Google(あるいは最近買収したMotorola Mobility)が特許をめぐって誰かを訴えたことがあるなんてことはないですよね? えっと、待ってください。実際、訴えたことはあるんですよ(1、2、3、4、など)。それに、AppleがGoogleのような検索エンジンを立ち上げたとしても、Googleは何もせずに傍観するでしょう。</皮肉>

Googleにとって、AndroidプラットフォームがAppleとMicrosoftのモバイル特許を17件も侵害していることを考えると、これは都合の良い(しかし完全に偽善的な)立場と言えるでしょう。もちろん、Googleは訴訟を起こされたくないはずです。誰が訴訟を起こすでしょうか?

シュミット氏、全くの嘘っぱちだ。Googleは特許を嫌う消費者スーパーヒーローなんかじゃない。シュミットさん、コメントありがとうございます。いつも笑わせてもらっています!