T-Mobile、顧客に不正なサービスを故意に請求したとしてFTCから苦情を受ける

T-Mobile、顧客に不正なサービスを故意に請求したとしてFTCから苦情を受ける

米連邦取引委員会は、携帯電話会社T-Mobileに対し、星占いや有名人のゴシップなどの情報を配信する無許可のSMSサブスクリプション料金を顧客に月額9.99ドルもの料金で請求したとして、同社を告訴した。

Tモバイル

FTCは、Tモバイルが不正請求であることが明らかになった後も顧客に請求を続けたと非難している。報道によると、Tモバイルは顧客に請求した金額の35~40%を徴収していた。FTCによると、Tモバイルはこれにより「数億ドル」の利益を上げていたという。

FTCは、T-Mobileの顧客が返金を求めるケースが多数あったため、これらの請求は不正なものだったと示唆している。同社は2012年以降、この件に関して多数の消費者からの苦情を受けていたとされている。また、T-Mobileは顧客の請求書上でこれらの請求を検知しにくいようにしていたとも言われている。

同社は、不正な料金請求が発覚した後も、顧客への全額返金を怠った。訴状では、同社が不正なサービスに対して顧客への請求を継続することを差し止め、全額返金するよう裁判所命令を求める。

T-モバイルはFTCの苦情についてまだコメントしていない。

(MacRumors経由)

(更新) –  T-Mobileは 声明を発表し、 FTCの申し立ては「根拠がなく、根拠がない」と述べた。T-Mobileは、2013年にプレミアムSMSサービスの課金を停止し、顧客に全額返金する「プロアクティブプログラム」を開始したと述べている。