フォックスコンがディスプレイパネルメーカーのシャープの株式をさらに買収する交渉を行っているとの報道があり、アップルの噂のテレビに関する憶測が再び高まっている。
AppleInsider:
ロイター通信によると、フォックスコンの郭台銘(テリー・ゴウ)会長は月曜日の年次株主総会で、シャープの株価が最近急落したことを受け、同社がシャープ株の追加取得に向けて協議していることを明らかにした。同報道によると、シャープとの提携は「フォックスコンがアップルの待望のApple TVの受注獲得に道を開く可能性がある」と指摘されている。これは、アップルが開発すると噂されている本格的なテレビを指している。
フォックスコンは3月にシャープの株式10%(8億800万ドル相当)を取得した。これは、日本の堺市にあるシャープの最先端LCD工場の製品に対する需要を喚起し、苦戦するシャープのLCD事業の底上げを図る狙いがある。
この契約は、両社がAppleの待望のテレビのサプライチェーンに参入することを望んでいるのではないかという憶測を即座に呼び起こした。Appleのテレビには、シャープのIGZO(インジウムガリウム亜鉛酸化物)パネルが適しているのではないかとの憶測もある。
フォックスコンとシャープは既にAppleのサプライチェーンに参画しており、フォックスコンはiPhone、iPad、Macなどのデバイスの組み立てを担当しています。シャープはすでに新型iPad用のRetinaディスプレイを供給しています。
フォックスコンの郭会長は同社の年次総会で、シャープとの提携は同社にとって良いことだとし、「シャープとの協力により、鮮明さ、高解像度の面でサムスンに勝つことができると誇りに思う」と語った。