AT&TのWi-Fi通話機能はiOS 9のパブリックベータ版でテストされましたが、一般公開は見送られました。AT&Tは、聴覚障害者向けのサポートオプションの提供義務を一時的に免除するFCCの免除を待っていると述べています。
マックルーマーズ:
連邦通信委員会の規則では、すべての通話サービスに聴覚障害者向けのテレタイプライター (TTY) サービスのサポートが必要であると規定されていますが、AT&T は旧式の TTY をリアルタイム テキスト (RTT) サポートに置き換えることを望んでいます。
AT&TのRTTサービスは2016年まで提供開始されないため、一時的な免除が必要となりました。AT&Tは今週、免除申請を再提出するとともに、SprintとT-Mobileが免除申請もせずにWi-Fi通話サービスを提供していることを批判しました。
「先週の金曜日、9月25日は、AT&Tが市場の他の競合他社、すなわちT-MobileとSprintと競合し、Wi-Fi通話サービスを導入する予定日でした」とAT&Tは提出書類に記しています。「これらの通信事業者は、Androidデバイスでは1年以上、iOSデバイスでは数ヶ月にわたり、かなり長い間Wi-Fi通話サービスを提供してきました。どちらの通信事業者も、FCCにTTY規則の免除を申請していません。委員会がAT&Tの免除申請を承認しなかったため、競合他社が委員会の規則に反してサービスを提供している間、AT&Tは顧客にWi-Fi通話サービスを提供できない状況にあります。」(Fierce Wireless経由)
Wi-Fi通話は、iOS 8で初めてiPhoneユーザーに提供されました。T-Mobileが初めてこのサービスを提供した通信事業者となったためです。この設定により、携帯電話の電波が弱い場合でも、近くのWi-Fi電波を利用してiPhoneで通話できるようになります。