マイクロソフト、Windows Phoneの「Word Flow」キーボードをiOSデバイスに導入へ

マイクロソフト、Windows Phoneの「Word Flow」キーボードをiOSデバイスに導入へ

Microsoftは、Windows Phone向けの仮想キーボード「Word Flow」をiOSデバイスに導入する計画を進めていると報じられています。Word Flowは、Windows PhoneユーザーにジェスチャーやSwypeのような指スワイプによる文字入力機能を提供し、テキスト入力を容易にします。

マイクロソフト、Windows Phoneの「Word Flow」キーボードをiOSデバイスに導入へ

ザ・ヴァージ:

The Vergeが入手したWindows Insiderテスター宛のメールによると、MicrosoftはiPhoneユーザーにWord Flowキーボードの試用を呼びかけています。iOS版Word Flowの一般公開時期は不明ですが、Microsoftはすでにより広範囲なテストの準備を整えており、数ヶ月以内にリリースされる見込みです。MicrosoftのWindows Phone版Word Flowには、オートコレクト、入力候補、ジェスチャー、そしてSwypeのような文字スワイプによる単語入力機能が搭載されています。

マイクロソフトは最近、これまで「Windows専用」とされていたアプリや機能を、他のプラットフォームのユーザーと共有することに積極的になっていることを示しています。CEOのサティア・ナデラ氏のもと、レドモンドに本社を置く同社は、OfficeスイートのアプリをiOSとAndroidの両方のプラットフォームに展開したほか、最近ではCortanaバーチャルアシスタントを両プラットフォームに移植しました。

これらの動きは、モバイルやデスクトップのプラットフォームを問わず、できるだけ多くのユーザーにマイクロソフト製品を届けたいというナデラ氏の願いによるものです。Windowsは依然としてデスクトップOSとして最も好まれていますが、同社のWindows Phoneプラットフォームは普及に至らず、売上とユーザー数においてiOSやAndroidプラットフォームに大きく遅れをとっています。