AppleのサプライヤーであるFoxconnは水曜日、ウィスコンシン州に100億ドル規模の液晶ディスプレイ製造工場を建設する計画を発表した。しかし、この工場で生産されるのはApple製品ではなく、Foxconnの子会社であるシャープ向けの大型液晶ディスプレイとなる。
フォックスコンのCEO、テリー・ゴウ氏は、ドナルド・トランプ大統領、マイク・ペンス副大統領、ポール・ライアン下院議長、スコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事に同席して、ホワイトハウスで記者団に対しこの発表を行った。(CNN経由)
ウォーカー氏とライアン氏は合意に向けたトランプ氏の尽力に感謝した。
「この大統領について私たちが知っていることの一つは、アメリカの製造業を復活させ、雇用を国内に取り戻すことにどれほど熱心に取り組んでいるかということです。まさにこれが実際の成果を示しています」と、ウィスコンシン州選出の共和党議員ライアン氏は述べた。
トランプ大統領は郭氏を「世界でも最も偉大なビジネスマンの一人」と呼んだ。
ウォーカー知事は記者団に対し、2万平方フィートの新しい施設は地域に1万3000人の雇用を生み出すと語ったが、フォックスコンの声明では、2020年までに完成予定のこの工場は3000人の新規雇用を生み出し、最大1万3000人の雇用を生み出す可能性があるとしている。
フォックスコンは、オハイオ州、ミシガン州、ペンシルベニア州など、他の州への工場建設を検討していた。同社のウェブサイトによると、同社は現在バージニア州とインディアナ州に工場を保有しており、それぞれ従業員数は1,000人未満となっている。
ウィスコンシン州は、同社をこの地域に誘致するため、納税者から30億ドルの資金を調達した優遇措置パッケージを提示したと報じられています。州のこの合意には州議会の承認が必要です。優遇措置パッケージの詳細は、近日中に発表される予定です。