金曜日、Appleの専門家証人がFidlerタブレットのコンセプトを詳細に再現した資料を公開した。このタブレットは、iPadに対するSamsungの「先行技術」の主張を反証するために再現された。
AppleInsider:
いささか意外なことに、デザイナーのピーター・ブレスラー氏は、アップル対サムスン裁判の証言が終わりに近づいた金曜日、2度目の証言台に立った際、このレプリカを持ち出した。
この複製は、双方が主張を裏付けるために提出した携帯電話やタブレットなど、裁判中に提出された他の証拠品とは異なっていた。
サムスンのデザインはアップルのデザインと「実質的に同じ」だと以前に証言していたブレスラー氏は、レプリカを作るために骨の折れるプロセスを経た。
「これはフィドラー氏のオリジナルの石板を複製したものです」とブレスラー氏は複製について語った。「模型製作用のレーザースキャナーを持ってミズーリ州に行き、模型の表面をデジタル化し、写真撮影と計測を行い、傷や塗装に至るまで、全く同じものを製作することができました。」
ブレスラー氏はレプリカを用いて、このタブレットがAppleのデザイン特許を反映していないことを指摘した。例えば、メモリカードやスタイラスペンを収納するためのデバイス側面の明らかな切り欠きなどだ。もう一つの違いは、iPadにはエッジツーエッジのガラスパネルが採用されている点だが、これはフィドラー氏のタブレットには見られない。
サムスンは訴訟中に、AppleのiPadデザインに対する先行技術の例としてFidlerデバイスを取り上げ、丸みを帯びたエッジとフラットなディスプレイを採用したのはAppleデバイスが初めてではないという主張を補強するためにこのデバイスを引用した。