Apple、日本でのApple Pay/FeliCa展開に向けてソニーと提携

Apple、日本でのApple Pay/FeliCa展開に向けてソニーと提携

日本のニュースサイト「日経新聞 」は、Appleがソニーと提携し、非接触型決済サービス「Apple Pay」を日本に導入すると報じています。この報道は、Appleが将来のiPhone(おそらく本日発表予定のiPhone 7も含む)をソニーのFeliCa技術に対応させるというこれまでの噂と一致するものです。FeliCa技術は、日本のFeliCa端末で非接触型決済を可能にします。

Apple、日本でのApple Pay/FeliCa展開に向けてソニーと提携

FeliCaはソニーの電子マネーシステムで、日本で広く普及しています。鉄道やバスの乗車券、自動販売機、カフェなど、FeliCa対応の場所での支払いをスピーディーに行うことができます。この技術は非常に高速で、1秒以内に取引を処理するため、交通料金の支払いに非常に人気があります。iPhoneユーザーは日本のスマートフォン市場の半分以上を占めているため、Apple PayがFeliCaに対応すれば、Appleにとって大きなメリットとなる可能性があります。

ユーザーはiPhoneに電車の切符を保存し、手をかざすだけで改札を通過できるようになる。この技術は、会員カードとの連携やセキュリティキーカードの代替といった用途にも活用が期待されている。Appleが日本のスマートフォン決済サービスに参入することで、小売店やイベント会場における対応端末の普及が促進されるだろう。外国人旅行者も海外のiPhoneで決済できるようになるかもしれない。

有力なアナリストであるミンチー・クオ氏は今週初め、日本で販売されるiPhone 7にはFeliCa機能が搭載されると述べており、本日のイベントでもその情報が発表されると予想されます。しかし、Appleは日本の金融機関との手数料交渉やFeliCa対応小売店のApple Payへの参加を迫られているため、日本でのサービス開始は来年以降になる可能性が高いでしょう。

Apple Payの非接触型決済システムは現在、米国、英国、中国、オーストラリア、カナダ、スイス、香港、フランス、シンガポールの9カ国で利用可能です。アジアとヨーロッパの他の国々も今後拡大予定ですので、詳細が分かり次第、お知らせいたします。

日経新聞は、グーグルの親会社アルファベットが三菱UFJフィナンシャル・グループとの提携を通じて、ライバルであるアンドロイド・ペイのサービスを早ければ今秋に国内に導入する計画だと報じている。