かつてiOS向け電子書籍ソリューションとして人気を博したiFlowReaderの開発者から、興味深くも懸念すべきニュースが届きました。アプリ内課金の義務化と、Appleへの収益の30%の支払いを義務付けるポリシー変更が理由として挙げられています。
iFlowReaderの開発元であるBeamItDown Softwareは本日、今月末をもって事業を停止することを発表した。これは、Appleが「iOSアプリ向けApp Store審査ガイドライン」のルール11.13を施行することを決定したことを受けての措置であり、Appleは6月30日までにこのルールに準拠しないアプリの削除を開始する予定だ。
つまり、オンラインストアを通じて電子書籍を販売していた iFlowReader は、同じものをアプリ内購入でも販売する必要があり、売り上げの 30% を Apple に支払わなければならないということになる。
開発元のBeamItDownによると、このような価格設定は到底不可能で、販売ごとに損失を出してしまうとのことです。同社のウェブサイトの声明によると、大手出版社のほとんどが電子書籍のマージンを30%未満に設定しているため、この変更はAppleがiBooksに関してこれらの出版社と交渉した結果だとBeamItDownは主張しています。交渉以前は、電子書籍で最大50%のマージンを得ることができたと主張していました。
こうした一連の出来事の結果として、かつては大変人気があった同社のアプリ「iFlowReader」は、他でもないApple自身によってiOS電子書籍市場から締め出されてしまいました。ここで浮かび上がる疑問は、Appleは自社のiBookStoreを宣伝するために、他の電子書籍ストアをiOSプラットフォームから締め出そうとしているのではないかということです。もしそうだとしたら、それは悪行です…。
BeamItDown は声明の中で、ポリシー適用を素早く変更するだけで、Apple は iOS 上の他のどのサービスよりも安い価格で電子書籍を販売できるようになり、30% の削減に耐えられないため、iFlowReader など多くのサービスが完全に停止に追い込まれる可能性が高いと強調しています。
ちょっと迷っています。確かにAppleは利益を狙っているし、それは当然のことです。しかし、これは行き過ぎではないでしょうか?特に電子書籍に関しては、このやり方は市場を独占的に強引に操作しているのではないでしょうか?金儲けのためだけに、競争相手を失敗に追い込んでいるのではないでしょうか?
何をどう考えたらいいのか分かりません。皆さんはどう思いますか?コメント欄で意見を聞かせてください。
[マックストーリーズ]