Apple が PDF トロイの木馬に対処するためにマルウェア定義を更新した直後、セキュリティ企業 Intego は Flash Player インストーラーを偽装した新しいトロイの木馬が出回っていると報告しました。
Adobe Flash Playerがトロイの木馬の隠れ蓑として利用されたのは、今年に入って2例目となります。8月にも同様のトロイの木馬が出現しています。なお、このトロイの木馬に実際に感染したと報告されているのは1人のみです。しかしながら、このマルウェアは実際に存在しており、今後さらに多くのユーザーに影響を与える可能性があります。
トロイの木馬のインストールプロセスが完了すると、サードパーティ製のセキュリティソフトウェアが無効化され、ユーザーが起動したアプリケーションに影響を与える可能性のあるライブラリがインストールされる可能性があります。現在、この脅威レベルは「低」と評価されています。
Macユーザーは、意図せずダウンロードしたファイルや添付ファイル、あるいは見覚えのないファイルは開かないようにし、Safariの安全なファイルを自動的に開く設定を無効にすることをお勧めします。Appleは現在、マルウェア定義を毎日更新しているので、もしまだであれば、近いうちにデータベースに追加される可能性があります。
