Apple、NHLのチームベンチにiPad設置で契約間近

Apple、NHLのチームベンチにiPad設置で契約間近

Appleはナショナルホッケーリーグ(NHL)と契約を締結する寸前だと報じられている。契約内容は、リーグ内のチームベンチやアリーナ内の他の場所にiPadやその他のAppleの技術を導入することだ。

Apple、NHLのチームベンチにiPad設置で契約間近
オリジナル写真: ブルース・フェディック - USA TODAY Sports

TSN:

事情に詳しい3人の情報筋はTSNに対し、NHLはつい先週にも各チームにこの事態について報告していたと語った。

NHLは数年前からアップル社およびそのライバルであるマイクロソフト社と協議を続けてきたと情報筋の1人がTSNに語り、同社と全米バスケットボール協会(NBA)との同様の協議が合意に至らなかったため、アップル社との協議が加速していると付け加えた。

TSNの情報筋は、この契約がまだ破談になる可能性はあるものの、交渉は「そうなるまでには相当な道のりを進んでいる」と指摘した。この契約は、NFLとマイクロソフトの間で締結された4億ドル規模の契約に類似したものになる可能性が高い。この契約では、NFLの試合中にチームのコーチがSurfaceタブレットを使用する。この提携は2013年から続いている。

「NHLとAppleの契約は、スポンサーシップというよりは、むしろ大規模なパートナーシップです」と、NHLの計画に詳しい情報筋は語った。「現在、iPadやその他のタブレットを持っているチームもあれば、持っていないチームもあります。インターネット接続が良好なチームもあれば、そうでないチームもあります。今回の契約は、すべてのチームがどのリンクでも利用できる、一貫したプラットフォームを提供することを目指しています。」

メジャーリーグベースボール(MLB)が運営するオンラインストリーミングサービス「BAMTech」も交渉に関与している。報道によると、BAMTechはNHL(ナショナルホッケーリーグ)と6年間の契約を締結し、市場外の試合をライブ配信する。BAMTechはNHLのウェブサイトに加え、各NHLチームのウェブサイトも運営している。また、選手とパックの追跡プラットフォームの開発もBAMTechに委託されており、NHLとAppleの交渉にも関与している。