Appleのロスレスオーディオコーデックがオープンソース化

Appleのロスレスオーディオコーデックがオープンソース化

Appleのロスレスオーディオコーデック(ALAC)が正式にオープンソース化されました。このコーデックは、音質を損なうことなく元のサイズの406%までオーディオを圧縮でき、Appleの最新プラットフォームすべてでサポートされています。

Apple はこのコーデックについて次のように説明しています。

Apple Lossless Audio Codec(ALAC)は、Appleが開発したオーディオコーデックで、iPhone、iPad、ほとんどのiPod、Mac、iTunesでサポートされています。ALACは、情報を損なうことなくオーディオファイルのサイズを縮小するデータ圧縮方式です。デコードされたALACストリームは、元の非圧縮オーディオファイルとビット単位で同一です。

このコーデックは2004年からAppleによって使用されており、Appleがコーデックをオープンソース化する決定は、コーデックのさらなる普及を促進する可能性があります。コーデック本体に加えて、このプロジェクトにはalacconvertと呼ばれるコマンドラインユーティリティも含まれており、Core AudioフォーマットやWaveファイルとの間でオーディオデータの読み書きが可能です。

コーデックとソースコードはApacheライセンスの下で利用可能です。詳細については、Mac OS ForgeのApple Lossless Audio Codecプロジェクトページをご覧ください。