iPhone 5の製造で発生した問題は、同社が最新デバイスの品質管理に関連するコストの一部を負担することになるため、近い将来、Appleの粗利益に影響を及ぼすことが予想される。
AppleInsider:
今週木曜日に発表されるアップルの四半期決算を前に、スターン・アギーのアナリスト、ショウ・ウー氏は、ホリデーシーズンの大型四半期を前に、同社が「従来通りの保守的な」業績見通しを発表すると予想していると述べた。同氏によると、この予想の主な理由は、アップルがiPhone 5に関連する品質管理コストの一部を負担すると見ていることだという。
ウー氏は、アップルの短期的な利益率は40.5％から41.5％になると予測しているが、これはウォール街のコンセンサスである42％から43％よりも低い。
この予測は、Appleの組み立てパートナーであるFoxconnの匿名の関係者が、iPhone 5は同社がこれまで組み立てた中で最も難しいデバイスだと判断したと述べた後に発表された。複雑な設計が品質管理上の問題を引き起こし、歩留まりの低下につながっている。
ウー氏はまた、Appleの利益率は、待望の「iPad Mini」の発売によって低下するだろうと考えている。Appleは小型iPadをフルサイズのiPadよりも低い利益率で販売することで価格を抑え、AmazonのKindle Fire HDやGoogle Nexus 7といった競合製品から市場シェアを奪う可能性がある。
