1983年製の5 1/4インチ「Twiggy」ドライブを搭載したApple Macintoshのプロトタイプがまもなくオンラインオークションに出品され、最終落札価格は8万ドルから12万ドルになると予想されている。
10月13日から23日までニューヨークのボナムズで開催されるオークションでは、1983年まで遡る極めて希少なApple Macintoshのプロトタイプが出品される。この希少なMacintoshには、最初の量産型Macintoshに搭載されていた400K 3.5インチドライブの代わりに、5.25インチのTwiggyディスクドライブを搭載した「Twiggy」ドライブが搭載されている。
「Twiggy」Macintoshが非常に希少なのは、スティーブ・ジョブズがMacintoshの兄貴分であるLisaに搭載されていたドライブの不具合を理由に、試作段階のMacintoshマシンをすべて破壊するよう命じたことが原因と言われています。ドライブの信頼性が極めて低く、Macintoshを「Twiggy」ドライブ1台だけで運用するのは現実的ではないと判断されました。
オークションには、Macintosh のほか、手書きのシリアル番号が入ったプロトタイプのキーボード、プロトタイプの M01000 マウスとコネクタ、および「Mac Word」というラベルが付いた 2 倍密度の「Twiggy」ディスケットも含まれています。
「Twiggy」ドライブを搭載したMacintoshのプロトタイプがオークションに毎日出品されるわけではありませんが、これまでにもいくつか出品されています。2019年には1台が15万75ドルで落札され、2012年にはeBayで9万9995ドルで落札されました。どちらのオークションでも、このMacintoshは完全に動作することが確認されています。ボナムズのオークションページには、このMacintoshが動作するかどうかは記載されていません。しかし、もし動作していれば、最高値が付く可能性は十分にあります。引き続き状況をお伝えします。
