ロイター通信によると、デニス・コート連邦判事は、アップルが出版社と共謀して電子書籍の価格を固定していたとして同社を訴えていた原告団に対し、集団訴訟の成立を認めた。コート判事は、米国司法省がアップルを相手取った電子書籍独占禁止法訴訟を担当した判事でもある。
ロイター、MacRumors経由:
米連邦地方裁判所のデニス・コート判事は、原告らが集団訴訟を起こすための「十分な責任を果たした」と述べた。コート判事は、原告らの主張が互いにあまりにも異なっている、あるいは一部の電子書籍の価格が下落したからといって一部の原告が損害を受けていないというアップル側の主張を退けた。
一部の観測者は、連邦反トラスト法訴訟での有罪判決を受けてアップルが5億ドルもの負債を負う可能性があると見積もっているが、原告側が勝訴した場合、この集団訴訟でさらなる判決が下される可能性もある。
この集団訴訟は、州政府がAppleを提訴していない消費者にのみ適用されます。これまでに33州がAppleを提訴し、8億ドル以上の損害賠償を求めています。