ウォール ストリート・ジャーナルは、いつも話題になっている「事情に詳しい関係者」の話を引用し、アップルがイランにiPhoneを持ち込むために「イランの販売業者」と協議の初期段階にあると報じている。
WSJ、9to5Mac経由:
事情に詳しい関係者によると、アップルは、西側諸国の制裁が十分に緩和された場合のイランへの参入の可能性について、イランの販売業者と予備的な接触を行っている。
これまで、政治的緊張や金融・銀行制裁により、企業はイランで事業を行うことができなかったが、5月の政策変更により同国での「消費者向け通信技術」の販売禁止が解除され、アップルなどの企業に道が開かれた。
報道によれば、「アップルの上級幹部」はすでにロンドンにあるアップルの地域本部でイランの販売業者候補と会談しているという。
カリフォルニア州クパチーノに本社を置く同社は、協議の中で、イランの提携先にいわゆるプレミアム・リセラーでアップル製品を販売させる可能性を探ったと、関係者3人が明らかにした。こうしたプレミアム・リセラーは、直営のアップルストアではなく、アップル製品のみを販売する中規模のフランチャイズ店となる予定で、同社は欧州やアジアでこのモデルを採用しているという。
アップルはまた、イランでの事業展開の可能性について、米財務省の凍結資産管理局と協議中であるとも報じられている。