2013年、デジタル音楽の売上は初めて減少した。これは、iTunesストアが2003年4月にオープンして以来、米国のデジタル音楽売上が年間で減少した初めての記録である。
ビルボード:
ニールセン・サウンドスキャンによると、2013年通年では、デジタルトラックの売上は13億4000万枚から12億6000万枚へと5.7%減少し、デジタルアルバムの売上は前年の1億1770万枚から0.1%減少して1億1760万枚となった。
音楽業界の幹部らは当初、音楽ストリーミングサービスの利用可能性が売上減少の原因であるとは考えていなかったが、今年後半には、広告付きサービスと有料サブスクリプションサービスの両方が売上減少の一因になっていることを多くの人が認めるようになった。
公式の数字は発表されていないものの、業界幹部はストリーミング収益の増加がデジタル音楽販売収益の減少を相殺していると指摘している。
アルバムの売上は8.4%減少し、2012年の約3億1600万枚から2億8940万枚に落ち込んだ。CDの売上は14.5%減少したが、アナログレコードのアルバムの売上は2012年の455万枚から600万枚に増加した。現在、米国のアルバム売上のうち、アナログレコードは2%、デジタルアルバムは40.6%、CDフォーマットは57.2%、DVDはわずか0.2%のシェアとなっている。
デジタルアルバムの売上は全体的に減少したが、iTunesなどのデジタルダウンロードストアは市場シェアを拡大し、米国のアルバム売上の40.6%のシェアを獲得した。