スプリントがタイダルの株式33%を取得、顧客に「独占アーティストコンテンツ」を提供

スプリントがタイダルの株式33%を取得、顧客に「独占アーティストコンテンツ」を提供

世界第4位の携帯電話事業者であるスプリントは月曜日、ジェイ・Zの音楽ストリーミングサービス「Tidal」の株式33%を取得したと発表した。同社によると、この契約により、Tidalはスプリントの既存および新規顧客のみが利用できる独占コンテンツを制作する。

スプリントがタイダルの株式33%を取得、顧客に「独占アーティストコンテンツ」を提供

この提携の一環として、SprintはTIDALの株式33%を取得します。JAY Zとアーティストオーナーは、アーティストとファンの直接的な関係を開拓し、成長させていくTIDALのアーティスト中心のサービスを引き続き運営します。SprintとTIDALの強力な組み合わせは、TIDALの会員に独占アクセスを提供することで、両プラットフォームの顧客獲得に貢献します。Sprintの最高経営責任者(CEO)であるマルセロ・クラウレ氏もTIDALの取締役会に加わります。

「スプリントは、アーティストがファンと直接つながり、最大限の可能性を共有できるようクリエイティブ業界に革命を起こすという私たちの考えを共有しています」とジェイ・Zは述べた。「マルセロは私たちの目標をすぐに理解してくれました。私たちは共に、スプリントの4,500万人の顧客に比類のないエンターテインメント体験を提供できることを嬉しく思っています。」

この提携は、他社が提供できない独占コンテンツを提供することで、スプリントが他の大手通信事業者と競争する上で有利となるため、双方にとって有益となることが期待されています。世界第4位の通信事業者であるスプリントは、長年にわたり「ビッグ4」と呼ばれる他の通信事業者、AT&T、ベライゾン、Tモバイルに遅れをとってきました。

タイダルは、スプリントが提供するこの契約によるマーケティング予算の拡大から恩恵を受けるはずであり、「アーティストがファンのために作品を制作し共有する柔軟性が得られる」ことになる。

最近のレポートによると、Apple Musicは全ストリーミング収益の13.35%をレコード会社に分配している一方で、全ストリーミング再生数の7.18%を占めています。一方、トップのSpotifyは、同期間におけるストリーミング再生数の62.97%から、全音楽ストリーミング収益の69.57%を生み出しています。一方、Tidalは全ストリーミング再生数のわずか0.1%を占め、ストリーミング収益のわずか0.33%を占めていると報告されています。(AppleInsiderによるデータ)