Appleは月曜日、watchOS 3.2のベータ2を開発者向けに公開しました。このベータ2には、新機能「シアターモード」とSiriKitが含まれています。watchOS 3.2のベータ2は開発者向けにのみ提供されています。
アップデート(ビルド14V5214d)は、iOS 10以降を搭載したiPhoneの専用Watchアプリから開発者がダウンロードできます。「一般」→「ソフトウェア・アップデート」からアクセスできます。Apple Watchのバッテリー残量が50%以上で、Apple Watch充電器に接続され、iPhoneの電波が届く範囲内にある必要があります。
シアターモードを使用すると、Apple Watchのサウンドを素早くミュートし、手首を上げても画面が起動しないようにすることができます。シアターモード中でも通知(触覚通知を含む)は受信でき、画面をタップするかデジタルクラウンを押すことで確認できます。
watchOS 3.2にはSiriKitが搭載されています。ユーザーはApple WatchのSiriに、配車の予約、メッセージの送信、決済など、アプリが処理できるリクエストを送信できます。特定のドメインでサービスを提供するアプリは、SiriKitを使用することで、watchOS上のSiriからそれらのサービスを利用できるようになります。サービスを利用可能にするには、開発者はIntentsおよびIntents UIフレームワークを使用して、1つ以上のApp Extensionを作成する必要があります。watchOSのSiriKitは、以下のドメインのサービスをサポートしています。
watchOS の SiriKit は、次のドメインのサービスをサポートしています。
- メッセージング
- お支払い乗車予約
- ワークアウト
- 呼び出し
- 写真を検索
SiriKit をサポートし、ユーザーにサービスにアクセスする新しい方法を提供する方法を知りたい開発者は、SiriKit プログラミング ガイドを読む必要があります。
このリリースで修正された点
シリキット
• SiriKitアプリの権限ダイアログとボタンが正しく表示されません。アプリをSiriと連携させるには、スマートフォンの「設定」>「Siri」>「Appサポート」でアプリをSiriに承認してください。
• INPerson の contactIdentifier プロパティは現在設定されていません。
注意事項と既知の問題
Xcode の既知の問題:初回デプロイ後にコンプリケーションを有効にすると、コンプリケーションターゲットが終了する場合があります。回避策:アプリを再度デプロイしてください。