米国控訴裁判所、サムスンに対する1億2000万ドルの特許訴訟を覆す ― 2つの特許は無効と判断

米国控訴裁判所、サムスンに対する1億2000万ドルの特許訴訟を覆す ― 2つの特許は無効と判断

米控訴裁判所が金曜日、Appleとの特許争いが続くSamsungに1億2000万ドルの勝訴判決を覆し、Samsungに1点の勝利をもたらした。この判決により、Appleの特許2件、「スライドしてロック解除」機能とオートコレクト機能が無効となった。

米控訴裁判所、サムスンに対する1億2000万ドルの特許訴訟を覆す - 2つの特許は無効と判断

ブルームバーグ:

この判決により、サムスンはアップルに新たな小切手を切る必要がなくなるだけでなく、スマートフォンの機能を使い続けることができ、旧モデルに変更を加える必要もなくなる。

控訴裁判所はアップルが勝訴した判決を破棄したが、動画圧縮に関するサムスンの特許を侵害したとしてiPhoneメーカーは15万8400ドルの損害賠償金を支払うべきだとする陪審の判決を支持した。

サムスンとアップルは1月にワシントンDCにある連邦巡回控訴裁判所で争っていたが、その論点の大半はアップルのデータ検出器の特許に集中しており、金曜日に覆された損害賠償額のうち9,800万ドル以上を占めていた。

アップルは当初、スワイプ入力、ユニバーサル検索、データ検出器など、サムスンが侵害したとする5件の特許について、20億ドルの損害賠償を求めていた。サムスンは、アップルが自社が保有する2件の特許を侵害したと主張し、600万ドル以上の損害賠償を求めていた。

この紛争は、両エレクトロニクス大手の間で未解決となっている数々の訴訟の一つに過ぎない。12月には、サムスンがアップルに対し、別の侵害特許について5億4800万ドルを支払うことに同意した。