インテルがiPhoneのベースバンドチップサプライヤーとしてアップルに接近中との報道

インテルがiPhoneのベースバンドチップサプライヤーとしてアップルに接近中との報道

報道によると、インテルは、将来のiPhoneモデルのベースバンドサプライヤーとしてクアルコムに代わることを目指しており、iPhoneのサプライチェーンに復帰するためにアップルに働きかけているという。

インテル

AppleInsider:

クアルコムは現在、フラッグシップモデルのiPhone 5sを含むApple製品ラインナップに搭載されているLTEワイヤレスチップを供給しています。この提携関係は今年のiPhoneモデルでも変更されるとは予想されていませんが、コーウェン・アンド・カンパニーのアナリスト、ティモシー・アキュリ氏は、2015年モデルのiPhoneをめぐってIntelとAppleの間で交渉が活発化していると耳にしています。

アキュリが月曜日に投資家に送ったメモには、アップルがどうやらインテルを「再採用」したようで、両者は次世代のiPhoneモデルの部品について話し合っていると記されていた。

アキュリ氏は、この協議は単にアップルが現在のサプライヤーであるクアルコムからより良い価格を引き出すための行為に過ぎないと考えているが、同時にこの協議が インテルのLTEベースバンドへの取り組みに「信頼性」を与えるとも指摘している。

アキュリのメモには、アップルがベースバンドチップ事業を自社で行う予定であるとする4月の報道については何も触れられていない。

アキュリ氏は、iPhone に搭載されている Wi-Fi/Bluetooth コンボチップ (現在はブロードコムが供給) の供給元を Apple が切り替える準備が整っている可能性もあると述べ 、クアルコムが大きな進歩を遂げており、数年以内にブロードコムに取って代わる立場に立つ可能性があるという証拠を指摘した。

インテルは2010年にインフィニオンを14億ドルで買収したが、インフィニオンのベースバンドチップを搭載した最後のApple製携帯電話は、その年のGSM iPhone 4だった。クアルコムはCDMA iPhone 4のベースバンドチップを製造し、iPhone 4S以降はApple向けのベースバンドチップをすべてクアルコムが供給している。