アンジェラ・アーレンツ氏が、Appleのエグゼクティブページに、CEOティム・クック氏のすぐ隣に公式登場しました。これにより、元バーバリーCEOであるアーレンツ氏が、Appleのリテールおよびオンラインストア担当シニアバイスプレジデントとして就任することになります。
MacRumorsによると、アーレンツ氏が就任するこのポジションは近年、かなりの人員交代が見られた。ロン・ジョンソン氏は2011年にJCペニーに移籍するためこのポジションを去った。2012年にはジョン・ブロウェット氏がこのポジションに就いたが、その後まもなく解任された。それ以来、Appleは正式な小売部門の責任者を置かずに事業を展開している。
Apple の Ahrendts プレス情報ページには次のように書かれています。
アンジェラ・アーレンツ氏は、Appleの小売およびオンラインストア担当の上級副社長であり、CEOのティム・クック氏に直属している。
アンジェラは、世界中の何億人ものお客様のショッピング体験を革新してきたApple直営店とオンラインストアの運営と拡大を統括しています。Apple直営店は、Genius Bar、パーソナルセットアップ、マンツーマンのパーソナルトレーニングといった革新的なサービスで、お客様がApple製品を最大限に活用できるようサポートし、カスタマーサービスの水準を確立しています。
アンジェラはバーバリーからAppleに入社しました。バーバリーではCEOを務め、目覚ましいグローバル成長期を通じて同社を牽引しました。バーバリー入社以前は、リズ・クレイボーン社でエグゼクティブ・バイスプレジデントを務め、それ以前はダナ・キャラン・インターナショナルで社長を務めました。
アンジェラはインディアナ州のボール州立大学でマーケティングとマーチャンダイジングの学位を取得し、2010年に同大学から名誉博士号を授与されました。また、英国首相のビジネス諮問委員会のメンバーでもあり、2014年4月に大英帝国勲章デイム・コマンダーに任命されました。
アーレンツ氏はアップルに入社する前はファッションハウス「バーバリー」のCEOを務め、バーバリーの収益を3倍にして黒字化させた功績で知られる。
アーレンツ氏は、近年停滞しているとの声もあるアップルの直営店やオンラインストアに、待望の新たな息吹を吹き込む可能性がある。